2021年8月24日 19時02分
金融大手のりそなホールディングスと千葉市に本店を置く京葉銀行が、送金などができるスマートフォンのアプリといったデジタル分野を中心に業務提携することになりました。
りそなホールディングスと京葉銀行は24日、都内で記者会見を開き、デジタル分野を中心に業務提携を結ぶと発表しました。
それによりますと、りそなが手がけているインターネット上で送金などの取り引きを行うスマートフォン向けアプリのシステムを京葉銀行が利用できるようにします。
また、企業の事業承継やビジネスマッチングなどでも連携を進めるということです。
りそなにとっては、自社のデジタル関連のサービスを地方銀行にも提供することで質の向上につなげるねらいがある一方、京葉銀行にとってもコストを抑えながらサービス拡充につなげられるメリットがあるとしています。
会見で、京葉銀行の熊谷俊行頭取は「りそなとは営業基盤が隣接するだけでなく個人向けの取り引きやデジタル化などで共鳴できる部分が多かった。顧客の利便性を高めながら幅広い課題に取り組んでいきたい」と話しました。
また、りそなホールディングスの南昌宏社長は「京葉が持つ強固な基盤や知見も生かしながら、顧客に新たな価値を提供していきたい」と述べたうえで、地方銀行との提携を広げていく考えを示しました。