真空にて /Viviα feat.初音ミク "silent"
溶けかけた夜のサイレン
冷たく咲く夏の花のよう
気の利いた言葉なんて
思い付かないけれど
相も変わらずあの頃に浸ってしまって
憂いもかわせず後悔が巡る
素直になれないの
認めた傷は痛むから
壊したくて忘れたくて
息を止めて塞いだ
どうでもいいと思えなくて
犠牲を遠ざけた
夏が去って失くしたままで
握りしめた答えを
ずっと 眩ませたまま
当てはめた答えなんて
効果的な場所は狭すぎて
繰り返す営みを抜け出せないままで
ありふれた言葉だって
大した理由はないんだろうけど
僕には眩しくて
聞き出せないままで
愛も変わらず毒が体を蝕んで
そんな暮れ果てに見惚れた街並み
時効を願うほど記憶は夜を庇うから
逸らしたくて 認めたくて
切り刻み飲み込んだ
どうでもいいと思えなくて
それでもいい 引き留めたくて
犠牲を遠ざけた
夏が去って無くしたままで
引きちぎれそうな声を
ずっと 眩ませたまま
いつしか枯れ果て
慣らすことに疲れて
置いてけぼりの頭で
夜の退路に成り下がる
いつしか成れ果て
正すことに疲れて
置いてけぼりの頭で
夢のアイロニー滑り込む
壊したくて忘れたくて
息を止めて塞いだ
どうでもいいと思えなくて
犠牲を遠ざけた
夏が去って 忘れたくなくて
握りしめた答えを
ずっと眩ませたまま