学校でいじめられていた男の子は、みんなの前で自殺すればトラウマになるのではと思い飛び降りを決行しました。
落ちた先にいたクラスメイトの悲鳴を聞いた男の子はそれに満足して全身の痛みを忘れて心の中で笑います。
しかし、その笑いはとても空虚で、それはいつも自分に向けられていた笑いとなんら変わらないものだったのです。
虚しさが襲ってきた男の子は後悔と共に永い眠りにつきました。
クラスメイトは彼のことを忘れ、今日も元気に学校生活を送っています。男の子の机は元から無かったかのように撤去されていました。
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紫月晴樢 kiKure02Haruto