アメリカ同時多発テロから9月11日で20年です。生存者や遺族らは今も事件の背景に強い疑問を抱き、機密資料の公開を求めています。
世界貿易センタービルの跡地「グラウンド・ゼロ」。当時、ビルに入る「富士銀行」に勤めていたフロリッチさんは、20年ぶりに先月初めて、この場所を訪れていました。ハイジャックされた航空機が突入した時、60階にいました。
倒壊したビルにいたティム・フロリッチさん
「表現するなら部屋が弾けたのです。そして天井が崩れてきました。とにかく生きよう、生き延びようと。正直何が起こっているか分からず、なんとかしてビルから脱出しようとしました」
およそ3000人の命が奪われました。彼が今も抱く“強い疑問”とは。