【作詞家・森鴎外特集】後編
大正10年に制定された浜松市歌です。作詞は森鴎外、作曲は本居宣長の子孫である本居長世が担当しました。歌詞中に出てくる「翁」とは、本居宣長が師事したことで知られる浜松出身の賀茂真淵です。鴎外の気遣いでしょうか。
市町村合併で浜松市の範囲が変わったことから、現在は2代目が制定されています。
歌詞意訳
貴族が旅姿で
行き交っていた萩原の
昔をつぶさに調べた
賀茂真淵をしのぼう、学問をするなら
国の乱世を鎮めるための
勲功の元としてこの浜松に
城を整えた徳川家康を忘れるな
国を守るなら
もとは引馬の宿駅だった浜松は様変わりして
たくさんの産業が発展しつつある
さあ共に思いめぐらそう
わが浜松市の繁栄を
(動画製作者による意訳です。誤りがありましたら教えて下さい。)