2021/09/30, Thu
Battle BGM : Alas de Luz
専用バトル曲名の「Alas de Luz」とはスペイン語であり、日本語で「光の翼」の意。
彼女は、マキナ(=ゲルマン語族言語でMachineの語源)領域に遺された、かつて栄えた機械文明の最大かつ最後の遺産であると推測する。
あまりにも強大な力を秘めており、彼女を造った当時の人類達ではまともに扱えず極めて危険であったため、彼女はアールズから遠く離れた東方のマキナ領域の最深部に遺棄され、機械文明は一旦の幕引きとなったのだろう。
マシーナオブゴッドとは直訳すると「神の創造せし機械」であるが、当時の人類が機械文明の急速な発達により、まるで自らが神になったと錯覚して制作したものであった。
人類は彼女をコントロールする術がなくなり、仕方なく彼女をマキナ領域の最深部になんとか引きずり込み遺棄し、以降高度な機械文明は滅びたと繰り返し憶測する。
彼女が物悲しげな瞳をしている様子から、かつての人類に棄て去られた過去を、彼女自らの高度な人工知能で感情認知をしていることが推測できる。
しかし本作品では、当初は後日実装のDLCであったことからも、単なるプレイヤーの腕試しのための敵キャラクターであると思われる。
彼女を象徴する背中の6本のつるぎは、タロットカードのアルカナで「戦争の終結」を意味するものであり、締め括りの最強の敵キャラクターとして相応しい知的なデザインが称賛に値する。
それに加えて彼女の翼はデーモン系種族であるにも関わらず、専用バトル曲名の通り眩く光り輝いている。
演奏表現に関してもピアノを取り入れたアップテンポな曲調になっており、決して禍々しいものではなく、輝かしい未来を想起させる。
光とは希望の象徴であり、過去に過ちを犯した人類にも、救いの希望を与えるための、彼女の最後の意思表示なのかもしれない。
彼女は人間によって造られ、人間(=メルル達)によって破壊された。
彼女が死滅する際のエフェクトは、我々に何かを訴え掛けるように見て取れる。
人類に対して、同じ過ちは繰り返さないように、身を以てして犠牲となった悲劇の存在であった。
しかしながら彼女のことに関しては、無限回廊の乙女や女神と異なりゲーム内や公式にはほとんどその素性が語られていない(除:ルルア)ため、謎の深い存在であるが、私自身は上記のように推察している。
最後に「Alas de Luz」はその発音から「アールズ」そのものを想起させる。
言語遊びが好きなガストらしさが滲み出るボスであった。
・後日アップロード予定:その他あり
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