『雛菜に催眠かけて服従させたい』
「あなたプロデューサーとしての自覚あります?」
『そ、それを言われるとぐうの音も出ない…』
ありし日以来ずっと繰り返されてきた雛菜の猛烈な"アプローチ"は、確実にプロデューサーを疲弊させていた。彼女に主導権を握られる事が日常茶飯であり、また一方で女子高生に屈服せざるを得ないという状況は、心地よい一方で彼のフラストレーションを蓄積させていたのだ。どうにかして雛菜に勝ちたい、主導権を握りたい、わからせたい。そう思う毎日を送り続けるも、それが簡単に出来るのなら苦労はしない。そこでプロデューサーは催眠に目をつけた訳だが、どう考えてもプロデューサーの自覚を有する者の言動ではなかろう。
『円香、いい催眠アプリとか知らないか?』
凡百な一般男性である彼が雛菜に催眠をかけるには、そもそもの手段が限られている。霧子から催眠を教わってもよかったのだが、利便性の観点から催眠アプリを使用を考えたようだ。
「何で私に聞くんですか」
『いや…円香なら普段から小糸に催眠かけてそうだから、もしかしたら詳しいかもと思って…』
「はぁ…今回だけですよ。このアプリは結構便利です。使い方も簡単で、この画面を見せるだけ」
『おお、確かにこれは…簡…単……』バタッ
「…あ、間違えた」
いつの間にかソファーで眠りこけていたプロデューサーは、目を覚ますや否や意気揚々と雛菜の元へと急ぐ。右手には件の催眠アプリをインストールしたスマホ。
『(誰がシーツかけてくれたんだろ…まあいいや。この催眠アプリを使って、今日こそ雛菜の上に…!)』
「あ〜、プロデューサーお疲れ様〜♡」
向こうからレッスンを終えた雛菜がやって来る。
「雛菜頑張ったから、ご褒美に雛菜としあわせ〜な事、しよ〜♡ いいでしょ〜?」
雛菜によるいつもの誘惑。プロデューサーは好機とばかりに、催眠アプリを雛菜に突きつける。
『雛菜、突然だがこの画面を見てくれ!』
「ん〜? 何これ〜」
『(へっへっへ、これで俺の勝ちだ…)』
しかし、待てど暮らせど雛菜の様子に変化はない。眠そうな素振りすら確認出来ない。
『あ…あれ? おかしい、な…』
「プロデューサー、この画面がどうしたの〜?」
『ん…いや…』
『あれ…何だか、急に…眠く…』
「…あ〜、そういう事か〜」
「ごめんね〜♡ 雛菜、プロデューサーに催眠反射しちゃったかも〜♡」
『!!?』
雛菜はつねにアタックカンタ持ちだったようだ。
『そんな、ばなな…』バタッ
続きはpixivに。1ポンドステーキ食べたい。
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