トルコのイスタンブールで、通勤客に交じって電車やバス、フェリーに乗り、外の景色を楽しみながら目的地に向かう犬が注目を集めている。
メトロ・イスタンブール顧客担当のアイリン・イロールさんはこう語る。
「2カ月ほど前に、我々が運営する地下鉄に犬が乗ろうとしているのに気づいた。彼はどこで乗ってどこで降りるか、わかっている。観察してみると、きちんと行きたい場所があるようで、とても興味深い」
犬は「ボジ」と呼ばれており、SNSでも人気者になった。彼の動向を追うアカウントのフォロワーは、全部で5万人を超える。
イロールさんは「電車に乗るとボジがいる。いつもこんな感じで、笑顔にならずにはいられないでしょう。急いでいるときでもイスタンブールを楽しむことができると思い起こさせてくれる」と語った。