曇り空から差す色すら今は 無機質なものだと考える
誰かの影が 気づけずと笑い 静謐だけのこの部屋は暗い
悲しみだけが自己を象って また気づくだけの深い色だ
誰かの舌が 饒舌に笑い 歪な今が浮き出てしまうわ
幾つかの存在は 揺らいだままに消えてゆく
何もなくて空すらも 無機質なものに変わるさ
藻掻いたって それすらも廉価のような存在で
見出すこと自分さえも 切り離せずに
飛んで消えてゆくのまだ記憶の中 そんな事実さえもまだ見たくない
くぐもる日常はもう変わらなくて もう二度と考えない 何度目かな
飛んで消えてゆくのまだ記憶の中 そんな事実さえもまだ見たくない
くぐもる日常はもう変わらなくて もう二度と考えない 何度目なのかな