「そこにいるもの」
一度登り始めたら
立ち止まることはできない。
駆け抜けるほかに
頂に辿り着く方法はなかった。
一度足を滑らすともう止まらない。
真っ逆さまに転がり落ちていく。
きっとこのまま仄暗い底に飲み込まれるのだろう。
流れに飲まれてもはや身動きは取れない。
変わりに思考が冴え渡る。
なぜ自分が転落しなければならないのか。
人一倍しんどい思いをして登ってきた。
歯を食いしばって、時に他人を蹴落としてまで頂を目指した。
だのに、どうして。涙が止めどもなく溢れ出る。
そして、顔が窄みきってクタクタになったころ、ドスンと詰まる音がした。
どうやら底に着いたらしい。
死屍累々があるに違いない。
恐る恐るあたりを見回す。
するとそこには、
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剣脚プレイとは?
剣を振るなど直感的なJoy-Con(R)操作を右足で行うこと。
※ 以下の場合、右手で補助します。
・ボタンを押す操作
・滑落時または滑落防止のために持ち直す動作