戦後75年が過ぎる。あの年に広島の原爆を生き延びた
14歳の少年と、終戦直前に家を直撃され崩壊された高崎の13歳の少女とが、戦後ワークキャンプで出会い、3年間の交換日記を通して結ばれた、神のくすしい恵みと真実とを、次の世代が歌に変えた。
歌詞:
1.婚約時代の一年と 別婚時代の二年とで
併せて三年会うたびに 交わし合わせた日記帳
もういい加減に捨てようと 出しては戻し 戻しては出し
もういい加減に捨てようか ふん切り付かない卒寿まえ
バビとハリーのこの日記 思えばそれは何のため
捨てきれない訳が 書いてある
バビとハリーのこの日記 思えばそれは何のため
忘れてはならないことが 書いてある
2.出会いのワークキャンプで 早とちり
手をつないだ初デート 富士登山
愛のあけぼの芽生えた恋は 頼られる身の幸せ日記
隅々までも知りたいと 始めたはずのこの日記
君に捧げるこの愛の 言葉を綴って読ませてあげる
ああバビ カーテンの四つ葉のクローバー
いつかスウィートホームの 家紋にしよう
ああバビ この日記 若き日に君を想うと
変わらぬ気もちが その答え
3 それから10年 摂理の御手は 二つの流れを一つにまとめ
限りない「恵」の海へと注ぎだし、「真」に満ちた喜びとなる
ハリー、別れてから知り初めた 言い難い優しさと平安
この天と地の暮らしの中に 無限の意味があることを
ああハリー あなたの事 すなわち私の事
あなたが地上で働くのを ささえながら
ああハリー あなたの事 あなたの生涯
言葉にならないその仕草が その答え