以前にインスト版で投稿した曲に詞を付けて歌いました。
"Walz"(ヴァルツ) とは、ドイツでマイスターを目指して放浪修行する若い大工職人のことで、3拍子の"Waltz"と掛けています。ヴァルツは中世さながらの服装で、ほとんどお金を持たず各地で大工仕事をしながら3年と1日をほとんど徒歩で旅します。
そんなヴァルツの一人がノルウェーの森を訪れて大自然の営みに触れる、という内容の詞です。
"Norwegian Squirrel 'Walz' "
music, arrange, lyric, singing by caponyan
揺れる木漏れ日が 深く森に木霊しても
リスは恐れない この夢が醒めず踊る限り
冬が来る前に 君に継ぐ物語
ささやかな せせらぎは 露を集め
大河となり 当たり前の摂理を地に帰す
時の歯車よ 僕の胸で回れ
金砂の髪 しゃがれた声 碧い瞳と 歪む背骨
すべて同じ 美しさと すでにリスは知っていると
音もなく ざわめきが 星を払う
街の傍も 森の奥も 永久に宿る叡智
言葉知らずとも リスはわきまえている