https://youtu.be/YB6Nw4MKE2gこれまでにない全く新しい方法での宇宙ロケット打ち上げを目指す米国の宇宙ベンチャーSpinlaunch社は2021年10月22日にニューメキシコ州スペースポートアメリカに建設された試験施設でロケットに見立てた飛翔体にマッハ1の速度を与え、成層圏上まで打ち出すことに成功した。その手法とは…
ハンマー投げである。直径33mの真空チェンバーに高速回転するアームを設置、先端に飛翔体を取り付けて180rpmの回転をかけたのち垂直に発射。気密隔壁を突き破って空中に打ち出されるという仕組みである。
2025年に完成予定の実用機は直径100m。回転数は450rpmで、2段式、重量11トンのロケットにマッハ6.5の速度を与えて成層圏上でエンジンに点火、200kgまでのペイロードを低軌道に運搬する。
なお、アームで回転加速される際はペイロードに
10,000Gもの遠心力がかかる模様。