『ノクチルのみんなへ。事務所へ遊びに来て下さい。ケーキを作って待ってます。Pより』
「やは〜、Pの手作りケーキ〜♡」
「クッパ大王に攫われてそうな手紙…」
「Pさん…間違ってケーキに洗剤入れてないかな…?」
「それは64でもマリオストーリーだから」
「…樋口ってゲーマーなの?」
「あそこの杭を沈めれば、ワンワンが解放されて檻の中のスターが取れるんだって」
「浅倉、攻略本没収」
「えー」
「円香先輩頑張ってね〜♡」
「あんな危なっかしい所、迂闊に近づける訳ないでしょ」
「あ、ああ見えてワンワンも優しいかもよ…!」
「ほらワンワンちゃん、お、美味しい飴だよ〜…ぴぇ!(3ダメージ)」
「あの黒球体許さない」
「あれ〜? この檻、結構簡単に壊れるよ〜?」ボキッバキッ
「えぇ…」
「あは〜、パワースターもらい〜♡」
「海老食おー」
「よいしょ…ほーら、絶景でしょ。ここの崖の下」
「…あ」
「透ちゃん、ここのスターの場所が分かったよ…!」
「迷子の子ペンギンちゃんを、お母さんペンギンのところに連れて返してあげればいいんだって〜」
「え。子ペンギン」
「…どうかしたの」
「あー…。別なスターにしない?」
「私達がスターの在処探してる間、何してたの」
「…。ほら、これとか楽でしょ。クルクルジャンプで取れるって」
「ファミ通も没収。あとクルクルジャンプは64DSの話」
「円香ちゃん、やっぱりゲーマーなんだ…」
(この後雛菜がクルクルジャンプして取りに行った)
『4人がスターを70枚集める頃にケーキが焼き上がるようにして、と…。きっと4人ともお腹空かせて来るだろうな』
「あ〜、Pいた〜♡」
「事務所をピーチ城に改造するのやめて下さい」
『え! もう来たの!?』
「いやー。雛菜のおかげでここまで一瞬で来れちゃった」
「階段に肩をこすり付けてワープって、どういう仕組みなの…?」
『いや、ちょ、まだケーキの準備が出来てない…』
「へ〜!? せっかくお腹空かせて来たのに〜!」
『まま待ってくれ! 今からすぐに焼くからさ…』
「その必要はありません。他に食べるものならあるようなので」
『え?』
「う、腕失礼しますっ!」ガシッ
「じっとしてて」ガシッ
『んな!?』
「Pの事、一口で食べちゃうからね〜♡」
「でかちびアイランドのプクプク…」
『…ん? ちびでかアイランドのバクバクじゃないのか?』
「…。雛菜、さっさと食べて」
『ごめんなさいごめんなさい!』
チュンチュン…