「やば。これどうしよ」
「透ちゃんがあんな事するから…!」
『おお、みんなお疲れ様。4人揃って何して…』
「あ…プ、Pさん…!」
「お疲れ様〜♡」
「おー。お疲れさん」
「ばぶー」
『…ばぶー?』
「うー。あうー♡」
『円香…それは一体どういう…』
「あ、えっと…こ、これには訳が…!」
「ほーら円香先輩、ミスター・プロデューサーでちゅよ〜♡」
「キャッキャッ♡」
『…ごめんな。俺が不甲斐ないばかりに、ストレス溜めて幼児化するなんて…』
「そ、そうじゃなくて…!」
『いっつも俺に悪態付いてたもんな。もっと真摯に受け止めるべきだったのかもしれないな…』
「話を聞いて下さい、Pさん…!」
『…えーと。要は透が変な自販機から買ってきた缶コーヒーを円香に無理やり飲ませたら、円香が赤ちゃんみたいになっちゃったって事でいいんだな?』
「そ、そんな感じですね…」
「透先輩、いい買い物したね〜♡ 」
『呑気か…。みやすのんきか』
「マンマ、マンマ」
「ふふ。樋口、Pにベタベタじゃん」
「ど、どうにかして元の円香ちゃんに戻さないと…」
「透先輩、元に戻す方法とかラベルに書いてなかったの〜?」
「あー…。そういえば缶に書いてあったような…。確かこの辺に…」
『そのラベル見た上で飲ませたんだったら確信犯じゃ…おぐっ! ま、円香!?』
「だー!」
「あは〜♡ 円香先輩、Pの背中に乗っかって楽しそう〜♡」
「もしかして、Pさんにおんぶしてもらいたいのかな…?」
『(この円香怖いな…)』
「ちょっと待ってて。缶探すから」
『仕方ないな…。おー、よしよし…』
『…これで合ってんのかな』
「ま、円香ちゃんが嬉しそうなので、多分…」
「う…」
『…ん?』
「あれ〜? 円香先輩いきなり大人しくなっちゃった〜。どうしたの〜?」
「う…♡」フルフルッ
『…なんか背中が温かいような』
「あ、缶あったわ。えーと…"この飲料による幼児化は、用を出すと共に効力が抜ける"ってさ」
「え…」
「あは〜?」
『…何かさ。背中の方から凄い殺気を感じるんだ』
『気のせいかな…』
「あー…。別の用事思い出しちゃった。それじゃ後よろしく」
「あは〜、雛菜も透先輩に着いてくね〜」
「え…! あ、えっと、ご、ごめんなさい! 私も…!」
『え…嘘…』
『…』
『円香、俺このジャケット一生大切にすr』
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