Twitter
https://twitter.com/Kintsugi_Next銃声 君の息の根が止まるまで ここに居たいと思う
殺した数 生かした数 君は唯一つのアノマリー
廃棄番号196 消える筈だったヴェステージ
回帰不可能君に捧ぐ 消え切らなかったメッセージ
ノイズ交じりのメモリを頼りに
コイルの外れた君を探すの
でも君を見つけたら 殺さなきゃいけないの
憧憬 永遠にこの時が止まるまで 戻らぬこの走馬灯
心がある 躯がある なのに何故か埋まらぬバイタル
嬌声 灼き切れる時が来るまで何を思い嗤う?
呼び掛けても答えぬ君はヒューマノイド
配電盤の山を抜けた先では 啜り泣く何かの音がした
心を動かさないようにね 「それ」に気付かれないように
そっと近付いて その掌に優しく口付けをした
君が変わらずにずっとそこに居るのならば
終わり方は私に預けて
二人ここで約束したね
やっと やっと会えたね
銃声 君の息の根が止まるまで ここに居たいと思う
枯れ落ちゆく その身体は 触れる手を摺り抜けてゆく
まだ 止まることのないこの躯は 貴方を探すでしょう
私のメモリが君を認識するその日が来るまで
幾度も過ち続けるのでしょう