イライラ棒(イライラぼう)は、テレビ朝日のバラエティ番組「ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー これができたら100万円!!」内で放送されていたゲーム、およびそれを原作として発売された玩具・ビデオゲームの名称である。考案者は番組ディレクターの三木康一郎(現在 映画監督)。
金属製コースフレームに電極棒を入れ、その電極棒をコースフレームや障害物に当たらないようにゴール地点まで持ち運ぶゲームである。電極棒がコースフレームや障害物に当たってしまったり、定められた制限時間内にゴールできなかった場合は電極棒の先に取り付けられた火薬が爆発しゲームオーバー、即失格となる。テレビなどではこの失格を爆死と表現していた。安全面を考慮し、チャレンジャーは必ずゴーグルと耳栓を着用する。
テレビ朝日のバラエティ番組『ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー これができたら100万円!!』のメイン企画「電流イライラ棒」として登場し話題になった。クリアされるたびに新機能を搭載した新バージョンが登場していったが、それとともに難易度も増していき素人の手に負えるものではなくなってしまったため5代目の「電流イライラ棒リターンズ」がクリアされた時点で一旦終了した。しばらく経った後「電流イライラ棒USA」として復活したが、これも難易度が高すぎたためか打ち切りとなった。その後は1回きりの特別バージョン「ライトセイバーイライラ棒」として登場したのを最後に番組は終了した。
ゲームとしては単純ながらその完成度は高く、他番組でもこれをモデルにしたと思われる企画(例えば『筋肉番付』におけるおっとっと9、『TVチャンピオン』におけるプルプルラビリンス』、『炎の体育会TV』におけるミリオンスプーンなど)がみられる。
なお、間違われやすいが、「電流イライラ棒」は番組内での名称、「電撃イライラ棒」はタカラがそれを玩具として発売した際の商品名である。
2009年2月18日放送の『シルシルミシル』では「イライラ棒」シリーズの歴史と内容を紹介した。しかし、成功者が出なかった「電流イライラ棒USA」と1回きりの特別版「ライトセイバーイライラ棒」は放送されなかった。
イライラ棒はアーケードゲーム化もされ、3タイプの異なった操作形態やコースで遊べる筐体が稼動していた。
1996年(1997年に海外版がザウルス[MVS基板])にSNKから稼働された「ウッチャンナンチャンの炎のチャレンジャー ウルトラ電流イライラ棒(海外名:The Irritating Maze)」の全曲集です。