アンナ・ポリトコフスカヤ(Anna Politkovskaya)はロシア人のジャーナリスト、作家、人権活動家である。彼女は1999年からモスクワに本拠を置くノーヴァヤ・ガゼータ(Novaya Gazeta)紙の記者として、第二次チェチェン紛争(1999-2009)の取材にあたっていた。
2006年10月7日、アンナはモスクワ中心部にある自宅マンションのエレベーター内で射殺された。彼女はチェチェン紛争に反対し、ウラジーミル・プーチンおよび秘密情報機関であるロシア連邦保安庁を告発、批判していたことで知られていた。この映画は、最前線ーフロントラインにいたアンナ・ポリトコフスカヤの7年間を死後、追ったドキュメンタリーである。監督であるマーシャ・ノビコワ(Masha Novikova)は、ウクライナのキエフで、ユダヤ系ウクライナ人の芸術家一家に生まれ育った、こちらも女性のビジュアルアーティストであり、映像作家である。
下記、マーシャのサイトから彼女の最新作 Glorious Revolution (2021) のTrailer
を見ることができる。こちらでは2014年、ウクライナ革命でのある親子が描かれる。
https://www.mashanovikova.com/films/glorious-revolutionあらすじ:この映画は、7年間最前線に身を置き、何度も危険にさらされたアンナ・ポリトコフスカヤを描いたものである。彼女はとても孤独を感じていたが、自分のしてきたことをやめることはできなかった。私たちは、彼女の考えや夢とともに、彼女を追いかける。彼女が見た映像と同じものを見、彼女が出会った人々と出会い、彼女がいつも思い続けていた人々と出会うのです。最前線にいたこの7年間、彼女はチェチェンやベスランなど、いつもどこかへ行っていた。アンナの仕事と任務、そして彼女の性格、恐れ、孤独感を理解するために、私たちは3人の女性たちに会う。彼女たちは、つらい時や弱った時に、それぞれ彼女に寄り添ってくれた。