発車メロディから始まる明るくも切ない曲です。
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作詞:TTY, 作曲:T.M
引き寄せられるままに 戸惑いながら結んだ手
それは少し魔法めいてた 奇跡だったのに
慌ただしく過ぎ去る 毎日の中で気づいた
別のところでしか歩めぬ 道だということを
夕陽がホームに 絨毯を朱く敷いてる
持て余す歩幅は やりきれない思い乗せて
一緒にいるだけでいい時が ずっと続くと信じていた
ドアはゆっくり開き 君のことを迎え入れて
春の風はふたり包むけど なんだかまだ肌に冷たく
覚悟しかねる僕の 頬を不意に強く張ってきた(uh uh uh)
結ばれていた手は 魔法が解けるように離れ
薄れゆく君の温もりが 最後伝えていた
受け入れられぬ現実 紛らす術を知らない僕
過ぎる時間とはこんなにも 無情だったんだね
「寂しそうに見えない」あえてそう言ったの?思った
拗ねて見せた顔 実は一番好きだったよ
別れの合図は発車のベル 切ない鐘の群れが騒ぐ
ドアはゆっくり閉じて 君と僕を隔ててゆく
まるで傍観者であるかのように 目も逸らせずに立ち尽くしてた
頭が真っ白になって その場から動くことができない(uh uh uh)
「笑顔でさよなら」言ってた前向きなセリフは
裏腹だったね 君の瞳も潤んでいた
電車は動き出し 少しずつ君の姿が遠ざかって
抜き去る風は高く 思い出さえ舞い上げてく
「もしふたりが必然であれば またどこかで会えるだろうから」
強がる僕の先で テールランプが滲んでいった(uh uh uh ah uh uh uh)
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ウソリリースデータ
2000年8月23日リリース
TDCD-6025
オレコン最高57位
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