ラ・ボルド病院(Clinique de La Borde) フランスのロワール=エ=シェール県のクール・シュヴェルニーの町の近郊に、1951年開院した精神病院である。 この病院は、今日精神病院という意味で使用されている「asylum」という語がもともと意味していた、「安全な場所、避難所、聖域」となることを目指して設立された。 今もなお診療中のラ・ボルドは「制度を使った精神療法」(制度的精神療法)の分野で、重要なモデルケースとなってきた。 ここは病院の機能を動かしていく上で患者たちが自身のできることでそれに参加する自由を与えられているという革新的な精神病院である。