水子
歌唱:MEIKO
他:めり
背景画像の撮影地:お台場ビーチ
歌なし:nc271406
画を動かせと言われたので動かしてみました。脳トレみたいだね。
以下歌詞
藻屑
澱み歪む 鈍色の空
彩度の低い 砂浜を歩く
剝き出しの 足に刺さる
空の貝と がらくたの破片
熱を奪う 白藍の波
凍てつくほどの 冷たさの中
氷と化した 足を引き摺り
気の向く儘に 歩みを止めた
ぴしゃん(ぴしゃん) ぱちゃん(ぱちゃん)と音を立てて
水平の境界へ 吸い込まれて往く
規定などという枠組みに なぜか収まり切れなくて
だんだんと端に追い遣られ 仕舞いには足場をも無くした
昨日まで合わせていた筈の顔すら靄がかかって思い出せず
もう何もわからなくなったの だから、あの子のもとへ-----
泥濘にも似た 水の重さと
纏わりつく 海藻と塵(ごみ)
不意に射した 一条の光
虚ろな心も 融解(とか)されるよう
ぎゃーぎゃーと鳴いている うみねこの声に
消えかけていた あの時が蘇りくる
びゅうびゅうと吹いた風 視界を濁す
引き返すことなんて もう叶わない
願わくばもう一度初めからやり直したい
幸せと笑いあった あのときを
思い出した約束 この子の分まで全うすると
けれどももう遅い、私は波の一部となった
このままあの子に逢えたなら どんな顔をするのかしら
再び見(まみ)ゆ来世(つぎ)を抱き 揺れる潮に身を任す-----