2018年の11月中旬、愛知県名古屋市にある小林城跡を訪れました。
天文17(1548)年、織田信秀の家臣である牧長義(まきながよし)が築城したとされ、その子、長清(ながきよ)も前津小林四千石の居城としていました。
長清は織田信長の妹である「おとくの方」を妻とし、夫人は小林殿と呼ばれていたそうです。
織田氏とのつながりも深い小林城ですが、長清の死後に廃城になったと考えられるようです。
江戸時代には尾張藩の剣術師範を務めた柳生兵庫(利厳)の屋敷となり、その後、清浄寺(しょうじょうじ)が建てられました。
地下鉄や百貨店や大須がすぐ近くにある繁華街の真っ只中にある城跡なので、遺構らしいものは見られませんが、東側は車道より高くなっており、城跡らしさを実感することができます。
また、城主の牧氏の墓も清浄寺の境内にあります。
小林城跡の散策後、近くにある政秀寺(織田信長が家臣の平手政秀を弔う為に建立した寺)と三輪神社の尾張徳川家の矢場跡も訪れています。
お城→
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