また夏が来る。
Music & Lyrics : skyrocket
「ねえ、夏蝉の羽化を見ると、何かいい事があるんだってさ」
「へえ、それじゃあ見に行こうよ」
なんて言葉も要らずに駆けだした。
「集合場所はいつも通り」 懐中電灯と星を持って。
夜色と、アスファルトに、影と髪と恋を溶かしていく。
海岸線を闇と蔦う。揺れた髪に僕は触れれずにいる。
ねえ、夜が暗いのはきっと、この恋を隠すためだ。
ねえ、「いつかね」、「いつか」 って
願ってるだけの僕じゃね、何一つ変わりはしないよ。
でも、「いつか」、「でもいつか」 って
明日が来ないことに気づけぬまま、
泡になった夏が終わっていく。
ねえ、八月の夜になると、何処か遠い夏を探しているよ。
夕凪と灯籠がさ、こんな夏を懐かしく想わせる。
黎明線が朝を伝う。幽霊だ。君に僕は触れれずにいる。
ねえ君は、夏色を全部掻き混ぜた夜の色だ。
ねえ、「いつかね」、「いつか」 って
願ってるだけの僕だね。何一つ変わりはしないが。
でも、「いつか」、「でもいつか」 って
明日を探している。
hide & seek 僕を、空になった空が咲っている。
煌めいた、揺らめいた、篝火が僕を呼んだ。
陽炎を夢と間違えた。
なきだした夕立が、蝉時雨が、邪魔をする。
花火が咲く。終わらない夏だ。
ねえ、「いつかね」、「いつか」 って
願ってるだけの僕だ。ねえ、何一つ変わりはしないよ。
でも、「いつか」、「でもいつか」 って
神様は何処にいる?
願ったって夏は終わっていく。
skyrocketと言います。
よろしくお願いします。
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