ヨハネス・ブラームス作曲
ドイツ・レクイエム (1~4楽章)
フィルハーモニア管弦楽団および合唱団
エリザベート・シュワルツコップ(ソプラノ)
ディートリヒ・フィッシャー・ディースカウ(バリトン)
指揮: オットー・クレンペラー
1961年、キングズウェイホールでの録音
※35歳のブラームスに本格的な名声を与えた声楽曲史上の傑作。ドイツの偉大なポリフォニー完成者たちであるシュッツやバッハの影響を踏まえながらも、テキストを自由に選択し、恩師シューマンや実母の死という個人的体験から来る深い衝動に貫かれています。既にブラームス特有の無常観がこの作品からは滲み出ていますが、特に第3楽章(24:31)にはその傾向が顕著で、後半のフーガの狂おしいほどの祈りが胸を撃ちます。
近いうちに続編をアップしますのでお楽しみに★