キリコのセカイ
【小鳥と僕の遺伝子を】
作詞作曲 木村キリコ
あばらの裏に
小鳥が紛れ込みました
愛すべき小鳥が
小鳥が紛れ込みました
僕がのぞんで
いた事だったけど
かわいそうで
仕方がありません
何せ心臓は
どんどんとうるさく
肺が膨らむたび
小鳥は押しつぶされています
あぁ
ぁあ
などと血管膨らむ
事などがあろうものなら
小鳥ますます
ぎゅうっとなって
僕に
僕は
もう勘弁してよと
どうにか
小鳥を逃がそうと
四苦八苦で
意気消沈で
五臓六腑に
絡まって
どうにも
うまくいきません
このまま
死ぬまで
この罪悪感を
背負いながら
生きていけたら
どんなにか
楽なのでしょう
しかし僕には
無理そうなので
小鳥と僕の
遺伝子を
この世に残そうと
思いました
あぁ
あぁ
小鳥を飲み込んだ
僕と僕を纏った小鳥は
今日でお別れとなりました
いつか
小鳥と僕の遺伝子が
青空を何処までも羽ばたいて
ハレルヤ
ハレルヤ
さようなら
さようなら
こんにちは