これが天の意志だ!覚悟を決めろッ!土佐勤王党(※)盟主:
武市瑞山(たけち/ずいざん)。通称:
武市半平太(たけち/はんぺいた)。
(※土佐勤王党/土佐勤皇党:天[皇]陛下の為に[勤]めるの文字通り、尊皇攘夷を掲げる政治結社)
郷士(豪農の一部、武士待遇を受ける身分)であった武市家に生まれ、剣術家として藩内でも評価を受けた。
土佐藩は土佐藩参政:吉田東洋を始めとした開国派に流れがあったが、黒船来航以降に土佐勤王党が台頭。
半平太はその盟主として
吉田東洋の暗殺を実行。同時に吉田派を土佐藩から排除して
藩論を尊皇攘夷へと移した。
しかし、その後に会津藩と薩摩藩が結託して長州藩が朝廷から追放(八月十八日の政変)されてからは状況が一変。
土佐藩主:山内容堂は土佐勤王党の弾圧に動き、吉田東洋暗殺が怪しまれた武市一派を捕縛。
本人は頑なに容疑を否認し続けたが、
人斬り以蔵があっという間に白状した為に罪状が確定。切腹の沙汰となった。
(武市半平太はこの切腹に於いて三度腹を切る
「三文字切腹」を果たした唯一の武士と言われている)
この件について、
武市半平太を失うべきではなかったと山内容堂は生涯悔いたとされる。
長兄の英傑大戦:
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