「ついにここまで来たのね・・・」
戦場に立つ一人の美女・・・青い瞳に端正な顔、腰まで伸びた栗色のロングヘア。
ビキニトップに包まれたはちきれんばかりの豊かな胸、これまでの修行の成果で鍛えられうっすらと割れた腹筋、魅力的なヒップにビキニパンツから伸びるしなやかで適度に筋肉質なその脚。彼女が歩みを進める度に栗色の髪は風に揺れ、胸と尻がぷりぷりと弾んでいた。
彼女の名はティリス=フレア。今は亡きファイアウッド王国の亡国の姫君である。
23歳の誕生日を迎えたその日、彼女はデス=アダーの侵略にさらされたサウスウッド王国の戦場に立っていた。
両親の・・・そして祖国の敵を討つ為に。
「みんな見ていて。必ず奴を・・・デス=アダーを討つ!」
しかし、戦場は残酷であった。
ティリスはデス=アダーと同盟にあった呂菜の神が生み出したもう一人のティリス、そしてデス=アダー軍の掃除屋、暗黒の骸骨剣士に歯が立たなかった。
その美しい肢体を切り刻まれたティリスは仇討ちを果たす事も出来ず、サウスウッド王国の戦場に命を散らしたのであった・・・