# 6 凍獄
夜風見です。無色透名祭もこなしつつ、片手間でいろいろこなして、気付けば七月中に六曲も作っていました。この曲はその六曲目です。
風と凪にて、前章は一旦終わり(ラスボス曲は控えていますが)ですし、たまには良いじゃないかということでいつもの低速バラードから一転、冷涼で高速な曲を出します。今までと系統が違いすぎて同一人物かを疑うかもしれませんが、裏コードの頻出とストリングのアプローチで私と見抜いてください。ここテストに出ます。
バラード大好き人間もさすがに食傷なので、オーケストラとかジャズとかボサノバとか、かと思ったら突然EDMやファンクとか、とにかく色々出して好き勝手したいんですが作業速度&作業量が故に、動画付きだと一ヶ月にどうあがいても三曲のリリースが限度なのが惜しいものですね。体が三つ欲しい。
まぁ、とりあえずよろしくお願いします。BPM191のニヴルヘイムです。
◆作詞・音楽・イラスト・動画 : 夜風見(Yoll CAZAMI)
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https://twitter.com/Yoll_CAZAMI?t=W-cKGvXNaOrnwO9Fod8-lA&s=09◆歌唱 : 重音テト
-歌詞-
鮮烈な透明
薄荷の香を纏え
心臓の共鳴
圧し潰して
蒙昧なる光景
落下を模した造形
耳鳴りの方へ
誘われては
奇怪な姿の亡霊
直情さを呪え
廃都も魔境へ
変わるのなら
難解な道理の究明
それすらも全て無用で
縋るだけならば
救われない
薄氷のような乱反射
狂気にも紛う弾丸が
生温く思える程
絶対零度の冥土
冷凍された天蓋よ
照明はない? ご名答
永劫にさよなら
雪花に栄枯の音色
堰を切って溢れたのは
わたしの陰
この様を嘲笑うなよ
落陽を乞うは反乱者
正気さえ喰う散弾が
救いにも思える程
絶対零度の冥土
冷凍された延命は
痛みがない処刑場
警鐘を鳴らせば
雪花に栄枯の音色
堰を切って溢れたのは
わたしの声
この様を嘲笑うように
氷点下を潜るわたしを
切り取っていく
終身許されぬ罪だ
更生など求めようもない
後悔を喰う
ニヴルヘイムへ堕ちた