オリジナル曲です。よろしくお願いいたします。
「胡蝶の夢と沈む砂時計」
作詞/作曲 KAZUMI
風わたる空と溟海の狭間
爆音に揺れる 原色の花弁
火炎が照らす 真夏の幻影
夜風に響く 残滓の香り
幻想と知りつつ縋る笑顔
荼毘に付される 花の命
紅蓮の空が大地に溺れ
闇の中浮かぶ ベネツィアの画舫
艶やかに孵る 瑠璃色の揚羽
妖精溢れる 真夏の世の夢
空蝉のむなしき 恋にやつし
炎節の仮初 咲いた花は
風に舞い ただひらひらと 躍る 胡蝶の夢と沈む砂時計
落ちていく ただ落ちていく 二人 いつか世界が滅ぶのを待っている
過ぎていく ただ過ぎていく 果てに 季節変わりに浮かぶ蜃気楼
愛という 仮初に 咲く花と 胡蝶の夢と沈む砂時計