余韻
眠りを破って 抜け出す世界へ
二月のストレイヤー 現在何時?
君は生返事 私は薄化粧で
鈍色のライダース 借りてくわ
初めて出逢ってから
触れたいと思ってたの
迷う指に焦らされて
寧ろ慕情が燃え上がる
君を抱いた余韻が
じんじん響くの…まだ
何度も何度も呼んだから
季節が動いた余剰で
最後の天使が くれた
愛だか恋だか綯い交ぜのメロディ
反転する美意識を
春の嵐に比喩しよう
背骨を撫でる仕草で
欲しいと言わずに求めた
君が泣いた理由を
曖昧にしたままで
千里の隘路を越えたけど
花と虫の都合で
雲散霧消する日々の
不確かさを知りたいの
君を抱いた余韻が
じんじん響くの…まだ
何度も何度も呼んだから
季節が動いた余剰で
最後の天使がくれた
愛だか恋だか綯い交ぜのメロディ
[詞と曲と絵 : 水無月6号]