忘れたことにも気づけないからね。
歌唱:知声
音楽:ion
https://twitter.com/ionoise39 絵:伊藤ほち
https://twitter.com/hoti_itoh 写真協力:友人R
YouTube:
https://youtu.be/Mbxjt5oHPmQ オフボ:
https://piapro.jp/t/qcc3 ただの塵として
もうじき夏が来て 忘れたくないあの日々も
風の前のただの塵として 色褪せてゆく
いつか春が来て 忘れてしまうこの日々も
せめて一人きりで覚えていたい そんな気がしてる
もうじき朝が来て 君が愛したこの夜も
終わってしまうと寂しくなる 夏の匂いがする
「いつかきっと僕らは 汚れ切った世界を歩く」
君の戯言意味は無いんだって わからないでいるんだろう
いつか見た景色全部を忘れないように
君が描いた世界をただ死なせないように
生きた意味とか証だとか全部昇華して
蝉時雨 夏の果て
アスファルトを蹴った 午後
そのうち秋が来て 凪いだ世界に風が吹く
君の書く詩を思い出した 三日月の夜
「忘れたって僕らは いつまでも笑っていれる」
枯れた心で君はそう言って 独りきりで歩いてく
君と過ごした日々だけは溢さないように
夢の中なら言えたのに「君のせいだ」って
忘れてく想い出はもう塵みたいだから
遥か先 ただ願う
ぼくたちの未来よ どうか
もうじき春が来て
忘れてしまうこの日々は
もう
もう
いつか見た景色全部を忘れないように
君が描いた世界をただ死なせないように
今日も忘れゆく日々を歌で留めて
ただ綺麗に 思い出して
さよならって言いたくなった
そんじゃまたね 思い起こして
風を噛んでく
もうじき夏が来て 忘れてしまうあの日々も
今は一人きりで覚えていたい ただの塵として