「キートンの隣同士」(Neighbors, 1920)
主演:バスター・キートン
監督脚本:バスター・キートン&エディ・クライン
見どころ①:地面に頭がハマるキートン
見どころ②:シーソーで飛ばされるバスターの父ジョー・キートン
見どころ③:世にも珍しい3人肩車
※「このシーンの意味がわからない」「映像に映っている物は何?」などの疑問点がありましたらコメントをぜひください。分かる範囲でコメントで解説を試みます。
【追加情報】
①フォード車に乗ったら事故った?:
当時のフォード社はそれまでの売り上げが良すぎて社員の緊張感が無くなり、不良品や欠陥品が多かったらしいです。
②ご祝儀の中に「How to box」:
「How to box」は「ボクシング入門」という意味。この本の著者James Corbett(ジェームス・コーベット、1866年9月1日 – 1933年2月18日)は、ボクシングヘビー級の元世界王者。しかも元銀行員という異質の経歴を持っており、最も分析的なアスリートとうたわれたそうです。
③安物の指輪:
「Straight from Woolworths.」という字幕に出てくるウールワースというお店はアメリカにおける100円ショップの元祖のようなお店です。事業が大成功してニューヨークにウールワースビルディングという本社ビルを1913年に建設。高層ビルのさきがけのような建物で、1930年にクライスラービルができるまではニューヨークで一番高い建物でした。
④ACME:
ルーニー・テューンズ等でもおなじみの「ACME(アクメ)」の意味には説が2つあります。
Ⅰ、ギリシャ語で「絶頂」をあらわす単語。
Ⅱ、「A Company Makes Everything(何でもつくる会社)」、「American Company Makes Everything(何でもつくるアメリカの会社)」
⑤最後の地下室:
最後のシーンで判事が石炭をくべているのはボイラー。今でいう給湯器です。
転載元
https://www.youtube.com/watch?v=tM0SeH8rcBg個人ブログもやっています
「バスター・キートン短編映画全作紹介【1920‐1923】」
https://gogakuno.net/buster-shorts-1920-1923/