我が一閃を合図に、陣を展開!
父上!私の戦いぶりを見ていてください!本多忠勝の娘であり、
真田信幸(信之)の妻:
小松姫。幼名を
稲姫という。
東国無双と称される忠勝の影響を受けて
武芸に長け甲冑を身に纏うこともあった彼女についての有名な話としてこのようなものがある。
関ヶ原の戦いで東軍西軍に分かれた際に義父である昌幸が孫の顔を見に訪れた。
これに対して
小松姫は西軍側である昌幸を断固として入城させなかったが
その後
こっそり城を抜け出して昌幸に孫の顔を見せにいったという。
この逸話から、
公私の顔をきっちり使い分ける良妻賢母としてその名を残している。
(兵の前では西軍と仲良くする訳にはいかないことをよく理解しつつも、人として親族への愛情も
ちゃんと併せ持っていることが同時に表現された話であり
現代の価値観にも通用する逸話である)
長寿であった信幸よりも早くこの世を去ることとなるが
信幸は彼女の死を
「我が家から光が失われた」と称して嘆いたという。
長兄の英傑大戦:
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