捨てられるはずだった端材などで作られたアクセサリーや雑貨の販売会が、福岡市で開かれています。
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https://rkb.jp/news-rkb/202208232817/◆い草を散りばめる福岡パルコで、期間限定で開かれているアクセサリーなどの販売会です。
RKB堤千春「こちらの店舗の一角、すべて捨てられるはずだったものから作られたアクセサリーや雑貨なんです」
イヤリングやピアスには、よく見ると「い草」が散りばめられています。すべて畳表の制作過程で余ってしまった端材です。
◆額縁の端材も活用プラスチック樹脂でできたアクセサリースタンド。材料を提供しているのは、久留米市にある額縁の専門店です。額縁を作る過程で出る端材で、廃棄される予定だったものです。
額縁専門店ないとう 内藤潤専務「一日で多い時は数10キロ、年間にしたら3トン位は出ると思います」
この店で額縁の製作過程で出る端材の量は、年間3トン。処理費用がかかる上、合成樹脂は燃やすと環境に悪影響を与えることから、処分に悩んでいたと話します。
内藤潤専務「実際に仕上がったものを見るとオシャレだなぁと思って、すごいびっくりして嬉しかったです。廃材をそのまま捨てるんじゃなくて、価値を生んでお客さんに提供できるということを考えると嬉しいですね」
◆海岸清掃で「シーグラス」一方、こちらのアクセサリーに使われているのは、海岸で見つかるガラス片「シーグラス」。
環境問題に取り組む若者のグループが、糸島市や福岡市の志賀島の海岸清掃で集めたものです。
来店客「捨てるものをかわいくリメイクしているのって環境的にもいいし、見た感じもかわいい」
今回の販売会は8月末まで実施され、売り上げはSDGs関連商品の開発や虐待を受けている子供を支援する施設への寄付に充てられるということです。