「畦道の向こう、人生の向こう、帰り道の向こう。
貴方が手を振っている。
僕は静かに微笑みながら、
「行ってきます」と口遊む。」
僕等望遠鏡の軌道に乗って
未来描いては俯いている
真夏の空は澄んでばっかだ
僕等どう足掻こうときっとそうだ
知らない花に囲まれてくんだって
今考えるのをやめた正午
広くなっていく世界
狭くなった通学路
現実も蹴飛ばして
行こう
ただ走って土を蹴って
原風景の畦道へ
人生もこの先も
思うだけ無駄だぜ
口開けて風を切って
後悔も飲み込んで
あの夏の話をしようか
車の中で寝たふりをして
暖かな腕に包まれて
貴方の胸で泣くことも減って
思い出すことも少なくなって
その腕もいつか冷たくなって
流れていく季節に少し飽いて
涙の枝根が枯れていく頃
僕等きっと花になって逝く
まだ走って土を蹴って
原風景の畦道へ
人生もこの先も
知った事ないだろ
風を切って空も飛んで
航海に揺蕩って
戻れない未知のその先へ
あの夏の話をしようか
音楽・絵・動画 / 春浅葱(twitter→@spring_asagi)
歌 / 初音ミク
off vocal /
https://piapro.jp/t/c-_8