君の思い出にはいつも
キラキラ輝く雨の季節で
少しだけ
君の頬が濡れていたね
肩に残る温もりさえ
雨に流されてしまわぬように
君が見た
景色が僕には見えなくて
駆け出した
雨が好きだって笑った
君の横顔が
なぜか切なく見えた
なにも言えなくて
君に会える時間が
僕には永遠で
朝の光が僕と
君を引き離す
声をかけても眠り続ける
日々は今も変わらず続き
傘をさしてもなぜか僕は
頬が濡れていた
手をのばしても届かない
雨が降り注ぐ闇夜の中で
儚くて
そこから消えてしまう前に
光り輝いた宿雨が
僕たちを導いてくれるなら
一筋の光に
導かれてゆくよ
待っていて
雨が降るこの夜に
今日も僕らは
朝まで笑い合った
約束の場所で
白い部屋着の君は
今日も変わらずに
君が僕に囁いた
雨音の様に
眠る様にまぶたとじて
僕の声は聞こえてるの?
君の笑顔怒った顔
拗ねる顔が薄れてゆく
君の見てる空も今日は
悲しい雨降っているの?
君に会いたい抱きしめたい
僕もそっと眠りにつく
一緒に
手をのばしても届かない
星が降り注ぐ闇夜の中で
儚くて
そこから消えてしまう前に
光り輝いた流星が
僕たちを導いてくれるなら
一筋の光に
導かれてゆくよ
君といる約束の場所
キラキラ輝く星色の中
手を繋ぎ
冷めない夢に溶けてゆくよ
少し悲しげに笑った
君の頬には一粒の雨が
降り注ぎ
世界を輝かせてゆくよ
アルナイル