スーパー強い偉いカッコいい初投稿です。
レオの解説動画がアプデ以降3ヶ月もの間出ないことを危惧して作成しました、クオリティは目を瞑ってください。
YouTube版:
https://www.youtube.com/watch?v=b4oMZRX7gRA 質問は個別に返しやすいYouTube版にお願いします
レオラム怪文書(時間軸不明) ~日常とお節介~
イリュリア連王国第二連王レオ=ホワイトファングの執務室。執務中のレオは3つの存在に向けて大きく溜息をついた。
1つは月からチョモランマほどになったがそれでも終わりの見えない書類の山に。
もう1つは──
「なぁ、一つ訊いていいか?」
「何?」
「何故ここに居座るんだ…」
──執務室に突然入ってはソファーで本を読み始めたラムレザル=ヴァレンタインに向けてであった。
ラムレザルは少し考える素振りを見せてから語りだした。
「ここにはソファーがあるし、本も沢山あって飽きない。
それにここはレオしかいないし、落ち着く。…ここにいてはダメ?」
そう言われてはレオとて唸る。少しの逡巡の末に言った。
「…好きにしろ。ただし、俺がコレを片付けている間は静かにしていろ」
「…!ありがとう」
その発言を聞き、ラムレザルはそのまま手元の本に視線を落とした。
ラムレザルのわずかな動きながらよくわかる喜びの顔を見て薄く笑うレオ。
(俺も甘いな…だが。)
しかし溜息の対象はもう1つあった。それは──
(ドアの隙間からの視線が気になってしょうがない!ええいどっか行かんか!)
──ドアの隙間から生暖かい視線を注ぐ赤い髪と青い髪の女性2人である。
ラムレザルが突然来たのもあの2人の仕業だと容易に想像できる状況であった。
2人を睨みつけるレオの心情を知ってか知らずか、2人はカイに見つかるまでその視線を注ぎ続けていた。
そしてソルはまた城の酒を漁っていた。