先日の暑さはどこへやら、今にも秋の足音が聞こえてきそうだ。そんな季節の283プロの事務所には、とあるメールが届いた。
「スクールアイドルフェスティバル…。なるほど…、これはとてもおもしろそうな企画だね。」届いたメールを見つめながら、プロデューサーと咲耶はその企画に心を躍らせる。
「どうやら、静岡の沼津にある高校にアイドル活動している子たちがいるらしい。 廃校の危機を救うために、色んな企画を立てて奮闘しているそうだ。 同世代の子たちがどんな生活を送っているのか見てみるのも、勉強になるんじゃないか?」
プロデューサーのアドバイスをうけ、咲耶は単身で沼津を訪れた。「やぁ、みんな。今日は仕事の都合で静岡県の沼津に来ているんだ。初めて来たところだけれど、いい旅になりそうだ。」仲間が居ない不安もありながら、アンティーカメンバーへの連絡も欠かさない。
…駅から少し離れた商店街を歩いていたとき、どこからともなく声が聞こえてきた。「今日はお集まりいただきありがとうございました! それでは次が最後の曲になります、聞いてください…。」
「おっと、これは奇遇だね。あれが噂のスクールアイドル…」…それが、松浦果南との出会いだった。
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