現行フレンズの原作の中では二番目に小さいそうです。
1話#00:20
2話#07:05
3話#14:04
ウサギのような大きな耳をもつ、ウサギコウモリ。他の多くのコウモリと同じく夜行性で、主にガなどの昆虫を食べます。高い周波数の鳴き声(超音波)を発し、そのエコー音を聞くことで獲物の位置を特定する「エコロケーション」という方法で狩りを行う点も、他のコウモリと同じです。では、なぜウサギコウモリの仲間だけが、圧倒的に大きな耳を持つのでしょうか。昆虫食のコウモリの狩りのスタイルは、大きく分けて3種類。飛びながら空中の獲物を捉える「ホーキング」、木にぶら下がって待ち伏せし、獲物が近くに来たら捕まえ、木に戻って食べる「フライキャッチング」、そして地表や葉にとまっている獲物を捕まえる「グリーニング」。ウサギコウモリはこのグリーニングをよく行います。グリーニングを行うとき、ウサギコウモリは超音波のエコー音よりも、獲物自体が出す音(カサコソと葉の上を歩く音など)を頼りに位置を特定します。大きな耳と研ぎ澄まされた聴力はそのためです。そうすることで、自分の出す超音波によって獲物が逃げてしまうのを防いでいるのです。
大きな耳が目立ちますが、比較的大きな目を持つこともウサギコウモリの特徴です。エコロケーション、洗練された聴覚、視覚。これらをうまく組み合わせることで、狩りの効率を最大限に高めているのでしょう。(野生動物研究者 武 真祈子 フォト解説より)