俺の速さに付いて来られるか・・ッ!涼州出身の猛将:
龐徳(ホウトク)。字は
令明。 ※龐は常用外漢字。
同じく涼州の
馬騰およびその息子:馬超に仕え、何度も魏国と衝突したが
ついには追い詰められて
魏国へと投降した。
助命してもらった恩義に報いらんと
対呉国で奮戦。
さらには蜀との戦いへの参戦にも踏み切った。蜀国には旧君である馬超が属しており当然ながら内通を疑われた為
対蜀での覚悟を示すために
「自身の棺桶を持参して参戦した」という。
蜀国にとっても運命の戦いとなる
樊城の戦いでは
副将として参戦(大将は魏国古参の将:于禁)。大雨を利用した関羽軍水計によって勝敗が決まってしまった後、大将:于禁が降伏しても
ホウ徳は徹底抗戦を貫き通して奮戦。しかし最後は捕縛され処刑されてしまった。
古参である于禁が早々に降伏したことに対して、
新参者であるホウ徳が短期間の
恩義であったにも関わらず最期まで魏国に殉じたという事実は魏国でも大問題となり
曹丕の代に移った後、
ホウ徳の子孫を高待遇にすることでその忠節に報い反対に
于禁に対しては徹底的に冷遇して、最後には憤死させるに至った。
長兄の英傑大戦:
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