歌唱:MEIKO
背景画像:NightCafe
他:狂子めり
兎ちゃんが狼だった話
以下歌詞
salty dog
狭い廊下ワルツを踊ってドアの向こうに転げ込む
電灯なんて野暮ったいわ暗い海に沈み込む
遠くに聞こえる何かの中継矢鱈に無粋ね
右肩に落ちた呟きを 無視できるほど大人ではない
腿に伝わる微振動から 熱い吐息の行方を識る
背筋が粟立つ 未知の感覚に怯え痺れる
仮面の奥で見降ろしてた眼に 上目遣いで射止められる
らったった たりるりら 兎に問う
らったった たりるりら 貴方は誰
らったった たりるりら 羊に問う
らんぱっぱ らりるりら あたしは誰
あたしの一生が花ならば 今こそ当に摘み時ね
微かな灯の中 咲き誇る一輪の鉄線花(クレマチス)
見目麗しき塔に纏う 魅惑の背徳と頽廃
意味も成さぬ呟きを添え 時も忘れただ見蕩れていた
甘い蜜に酔い痴れ惑い 撓む女郎に餞を
解けた素顔の内側 微睡の熱に打ち震える
浮ついた意識と悦に 劇しく妄る夜半の月
掻き抱く髪に香る翳 欠いた頭も雁と化し
勝手に枯らさないでお願い まだ今夜くらいは咲ける
僅かな期待と不安 拭えずに散った茉莉花(ジャスミン)
柱を覚えた唇で 今日もまた 音を紡ぐ
塩味を覚えた舌で 流れる息を堰き止める
名も職も過去も知らない 完全匿名の仮面舞踏会(マスカレード)