1992年にタイトーから稼働された「RING RAGE(リングレイジ)」の全曲集です。
ち~っともブレイクしなかったレアゲームでございます。
純粋な格ゲーというよりは『マッスルボマー』のような格ゲーよりのプロレスゲームで、レスラーのみでなく空手家やボクサーもおり、各キャラが格ゲーっぽい必殺技も装備している。家庭版は何故か携帯機のゲームボーイにのみ移植されたが、容量の都合でテッカード、BBスコーピオン、ナックルの3人が削られている。
実写取り込みである以外はほぼカプコンのプロレスゲーム『マッスルボマー』じゃないか?と思われるゲーム性ですが、この時代他の会社作品のパク…いやインスパイア作品は珍しくなく、各社似たような作品ながらオリジナリティをだすために一苦労していたのでした。
本作品のストーリーはあってなきようなもの。
簡単にいいますと架空のプロレス団体『リングレイジ』において最強の王者となるためにプロレスラーをはじめ各種格闘家が集結し異種格闘技戦を繰り広げるという話。
『リングレイジ』というからにキャラクターはプロレスラーが多いのですが、アメリカナイズされた内容なためそのキャラクターは正統派パワーレスラーからアラブの悪役レスラーにパンクなモヒカンコンビなど様々。
さらにそこに参戦する格闘家代表としてボクシングにムエタイ系に空手家(忍者?)が参戦しているというカオスな状況。
操作はレバーにアタックボタン2つでその組み合わせによりいろんな技が繰り出される仕組みです。
ちなみにある程度キャラ同士が接近すると組み合いになり、この際にレバガチャとボタン連打でゲージが優位になった方が技をかけられる方式になっております。
ただ最初の一面からして難易度はなかなか高いので面が進めばかなりの確率で相手側優位となるんでクリアは至難の技でしょう。
本作は通常は自分の選択キャラ2名によるタッグマッチですが、筐体によっては4人同時プレイができ、ゲームモードの選択により廃工場などを舞台にしたストリートファイトのバトルロイヤルモードもあります。
この場合自身のキャラがフォールを奪われたらパートナーが生き残っていても即ゲームオーバーとなります。