荒廃した世界を生きる紫の髪と目を持つアンドロイドたちの物語です。シリアス、機能停止(死)について触れた部分があります。ご注意ください。
月麗祭参加の拙作「ゆかり創造神話」とは雰囲気が似ていますが無関係。どうしても関連付けたければマルチバース、パラレルワールドの出来事とお考えください。
弁解:「地球に緑を戻す」という決意から花の名前をもつゆかりさん達。
ニーアオートマタのパクリに見えてしまうかもしれませんが、最低限の配慮としてアネモネほか、「アネモネの過去」で名前が登場する花は使ってません。リリィとかね。
曲:エルム凪 様 TEtoTE_Music様
コメント
「ゆかり神話に続くのかと思った」→ゆかり型アンドロイドの歴史がどのような道をたどるか、実は私自身まだはっきり決めてはいません。
ただ、ロータスが新しく見出し、成し遂げた目標(人類の活躍、良い点を未来に伝える)は、できるかぎり風化しないでほしい、と感じ、ゆかり創造神話(ここでは人類について知る者がいない)とは関連がないことにしました。
追記
この話を思いつくまでに複数の案がありました(バッドエンド、シリアス)。
A:サクラとロータスがそろって機能停止
第二世代たちの中にもロータスたちと親しく、理解を示す子はわずかながらいた。「二人とも最後が孤独でなかったことはせめてもの救いだったのだろう。でも、本当はもっとあなた達と仕事がしたかった」そう弔って終わる。
B:Aの派生。サクラが闇堕ち。
サクラには恐ろしい秘密がある。自分たちの機能停止後、思い出の場所である桜の木や温室を撤去する個体が出た時、休眠から覚め第二世代たちを破壊する戦闘個体を製造していた。この世界線のサクラは、ロータスに対して並々ならぬ感情を持っていたようだ。
C:人類帰還を信じる側と、絶滅したと考える側 宇宙船の残骸のような、動かぬ証拠を得られず、双方の落としどころを見つけられないまま、後者が反乱に至る。争いは長く続き、地球は再び荒廃に向かった。
隕石がもたらした惨劇から、地球を立て直した功労者たちはもういない。わずかな生き残りは恨みに目を向けさせず、平和を保つために、破壊の末に史料を失った歴史を、隠すことにした。
「自分たちを生み出した存在がいる」「それらは地球を離れた」という事実を、神話の中に埋め込んでー(ここからゆかり創造神話に続く)。
希望があれば、ひょっとして作るかもしれません。