この曲を動画にしようと思い立った時、
私の両親はまだ存命でした。
しかし、素材も集まらないうちに父が他界、
母も後を追うように逝ってしまいました。
その間私は、ずっと「逝かないで」と祈り続けていましたが、
その甲斐なく遺された私は寂しさに押しつぶされ、
制作は頓挫してしまいました。
最近、ようやく意欲が戻りつつあるのを感じて、
千近い素材は集めたのですが、
いざ始めてみると、この曲の歌詞には、季節も理由も顛末も無い、
ただ情念が有るのみなのです。
ストーリーが浮かばないまま時が過ぎました。
でもこの曲を聴くたび、どうしても「行かないで」が「逝かないで」と聴こえ、
辛くなります。
その苦しみの中である日、遺された女性の自立が決め手だと気が付きました。
どんな別れも、その先には未来があります。
例えひとりぼっちになっても、生き抜く力が必要です。
熟成はしていませんが、ご覧いただければ幸いです。