暑いときにそこにいるのが当たり前だった人、枯れ葉が舞う頃もうそこにはいない。最後に行き着いた珈琲屋で探したけれどいなかった。自分が好きではなかったコーヒーの香り、自分が好きだったあの人のかをり。止まった時間の中にいた彼女はそこから歩き出せるのでしょうか。
ゆっくりボカロ曲投稿祭2022冬 参加作品 BPM=120
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https://note.com/hugetu/n/n2ddd5650c074【歌詞】
沈む雲泣きそうな空
湯気の向こうマスター見える
ここで決めたいろんなこと
もう忘れてしまったけれど
コーヒーが苦手で飲めない私
アイスティー頼んでくれたあなたは
ここにいない振り返っても
思い出だけここにあるの
かをり探してここまで来たの
湯気とともに消えていく
蒸気上がり広がる香り
静かに時が流れてく
面影探し周り見たけど
窓の外は枝だけの木
止まった時間を見捨てるように
私の周り流れていくだけね
目の前にいたあなたいない
今の私ただかをるだけ
あの時まだわからなかった
心の中と珈琲の味
彼がいたとき気にならなかった
くゆる微かなかをりが今ある
熱いコーヒーと昇る香り
苦い記憶とくゆる思い
今飲み干し席を立つわ
ここにあったもの全て置いて