4曲目
水の棺に溺れる。
歌:初音ミク
曲:佐伯 寂
イラスト:佐伯 寂
動画:佐伯 寂 -
https://twitter.com/sabire105【Lyrics】
歪みきった心の 傷口に触れないで
1フレーム前の言葉が消え去っていく
絡み付いた孤独は 隔離された海のよう
フィルム上に焼き付けられて 途切れないよ
陽炎のように揺らめく 永遠性が 切なくて
乖離していく意識に溺れ 声を蝕んでいた
揺れる残響は 僕の空洞にその叫びを埋めようとした
照らす蛍光灯の描くノイズが 離れないよ
誰かの声は 僕の中枢を掻き乱して 壊そうとした
消えた空中線と夏のイメージは遠くなって
歪みきった心の 傷口を抉らないで
1フレーム前の景色に 狂っていく
嘘だらけの街角 コンクリート冷たくて
乖離していくリバーブに溺れ 声が 届かないよ
畝る残響は 僕の表層を 掻き乱して 壊そうとした
霞む水平線が 暗く閉ざして 奪わないで
色褪せてく 雨は止まないよ
このナイフは 鮮やかなまま突き刺さって
陽炎のように揺らめく 永遠性に触れたくて
乖離していく意識に 溺れていたいよ
揺れる残響は叫ぶ騒音を 掻き鳴らしてディレイさせた
仄暗く咲いて消えるイメージを 汚さないで
色褪せてく 君の残像に このナイフを 鮮やかなまま
誰かの声は 凶器のようだ 僕らの声を 殺そうとした
記憶 永遠性に 伸ばす両手が 遠くなって