詞
曖昧に約束された未来でも 頭蓋を揺らし脳は暴れて
なにもかもが怖くて震えては 壊れるほどに胸を叩いた
歩み寄ってくる恐怖に 手を取られ踊るんだ
終わりの時間さ
実体の無いナイフを突きつけられ 平坦な道で綱渡りする
研ぎ澄まされた感覚はただ 無機質な種を植え付けてた
過去を覗いてみれば 笑っているでしょう
戻れるのならば
風景は歪んでしまう 手足を縛り付けられて
僕から呼吸を奪った もうこのまま
汚れたものだけを目に映し何も見えなくなった
これは呼吸を忘れた夜を 不器用に繋いだ明日への
証としたいんだ おやすみ
妄想に取り憑かれ、狂う未熟な
心は光を失って あまりにも優しすぎる依存に
悪戯に揺らされる琴線
自らを傷つけて 救われるとするならば
それもいいでしょう
また明日会えるでしょう 全ては現実じゃない
こんなにも痛いんだ 君の傷さえ
美しい未来と 暴力的な無は争うんだ
終わりにしようと笑った夜と 生きたいと泣いた夜は
いつでもそばにいる
汚れたものだけを目に写し何も見えなくなった
目眩う呼吸を忘れた夜は 嘘をつき続けた僕の意志を
過ちだと教えてくれた
薄弱な心で 生きることを許して欲しい
穏やかに微笑んだ夜は 白も黒も優しく包んで
仄かに光るように 見えたんだ
許されれば