虹ヶ咲のグッズがセリアに売ってたので買いました。
しかし私に待っていたのは怒涛の保護シール剥がしの日々でした。
来る日も来る日も保護シールを剥がし、遂に十年の月日が経過していました。
私はこの十年間、保護シールの剥がし方は上手くなりましたが、他のスキルはまるで上達していませんでした。
十年前は友人だった人たちも、保護シール剥がしの中で失われ、その友人たちは全員結婚するか、奴隷になっていました。
十年間一切変化の無かった日々。私は確かに世間から取り残されていました。
しかし、そんな日々に唐突に終止符が打たれたのです。
彼の名前はピンセット。
私の保護シール剥がしという責め苦から救ってくれた救世主。
私はこのピンセットと結婚します。
やっぱやめときます。