自分用に切り抜いたものですが、折角なんでバラ~…マキ~…ます。
「これは全部、人の寿命だ」
「なるほど昔から人の寿命は蝋燭の火の様だなんて例えはよく聞いたもんですが、
随分どっさりあるもんですね。長いのや短いのや色んなのが…
あ。ちょいとちょいと、ここにおそろしく蝋が溜まって暗くなってるのがありやすね」
「そういうのは患っている。蝋を取って、炎が真直ぐに立てば病は治る」
「へー。なるほどねー…お。ここに随分長くて威勢良く燃えてんのがありますね」
「それはおめぇのせがれだ」
「奴ですか。奴ァ随分長生きなんですね。その隣に半分位になって威勢よく燃えてんのがありますよ」
「それがおめぇの元のカミさんだよ」
「ああ、カカァですかい。やっぱり奴も長生きをするんですね
おや、ここに随分短くなって今にも消えそうなのがありますね」
「それがお前ぇだよ」
「え?」
「お前ぇの寿命だよ」
願わくばこの素材が、健全で健やかなる青少年の育成と、
ホモガキ達の慰みものと成らんことを。