札幌と函館を函館本線・千歳線・室蘭本線を経由して結んだ新特急色をまとった特急「北斗」です。1986年から1994年までの姿です。
初期車の次に登場したキハ183系の500番台の貫通タイプ先頭車を主に使用して、編成にはハイデッカーのグリーン車を連結しています。塗装は国鉄末期の1986年頃から国鉄色から徐々に変更されていきました。
1990年には「おおぞら」「オホーツク」からハイデッカー車が定期運用から外れたため、唯一定期で500番台のキロを連結する列車となりました。編成にはスラントノーズや0番台のキロやキハ184形が加わることもありましたが、高速化に伴い臨時を除いて編成からは外れてしまいました。
1994年にキハ281系の「スーパー北斗」登場に合わせて塗装は徐々にHET色に変更され、他の列車より一足早く新特急色は姿を消しました。